猫のトイレトレーニング

猫のしつけとは

 

まずは猫の全体的なしつけについてですが、大きな声で怒ったり、体罰を与えたりしている人もいますが、これでは猫が怯えるだけでしつけとしての効果は実はありません。

 

逆に怒鳴られれば、猫は自分が攻撃されていると思って、叱った人を自分にとって危険な存在と判断し、避けるようになってしまいます。

 

飼い主が叱っている時に、猫は少しも反省しないし、知らんぷりしているように見えるのがどうにも不安だと思いますが、猫がそっぽを向いたり、逃げてしまったりするのは、無視しているのではなく、不安や恐怖から逃れようとしている行動なのです。

 

イメージとしては「天罰」があって良くない行動を止めさせる、というのが効果的です。直接飼い主が叱るのではなくて、「天罰」だと感じさせる工夫が効果的で、これは、猫がしてほしくないことをしようとした時やその最中に、少し驚かせてその行動を中断させたりしてください。こうした天罰を何回かしていくことで、猫もその行動をしようとすると嫌なことが起きると学習して、次第にやらなくなっていきます。

 

ポイントは飼い主がしていることを絶対に猫に悟られないようにすることで、飼い主がやっていることがわかってしまうと、天罰とは感じずに、やはり飼い主を避けたり逃げたりして、良くない行動を隠れてするようになってしまいます。

 

やりやすいのは「霧吹き」です。猫は体が濡れることを嫌いますから、カーペットなどで爪をとごうとしたら、後ろから霧吹きで水をかけると効果的です。

 

トイレ以外の場所で粗相をするときには、そこにアルミ箔を敷くと効果的で、猫はアルミ箔の上を歩く感覚を嫌います。

 


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