猫のトイレトレーニング

失敗しても叱らない

 

猫は初めのうちはトイレに入っても、トイレの中でうろうろしたり、出たり入ったりすることもありますが、猫がトイレに慣れるまでは無理にせかしたりせずに見守ってあげてください。トイレでちゃんとできたら、やさしく褒めてあげましょう。

 

失敗しても叱らないようにするのがポイントです。猫がトイレを失敗して他の場所でしても、大きな声で怒ったり、体罰を与えるのがNGで、それでは猫が怯えるだけでしつけとしての効果がありません。

 

猫は叱られてもちっとも反省しないし、知らんぷりをするという感想をよく聞きますが、まずはなぜ猫を叱るのか、その理由を考えてみましょう。

 

猫を叱る多くの場合は、飼い主がやって欲しくないことを猫がした時だと思います。家具で爪をといだり、カーテンによじ登ったり、棚に上って物を落としたりしても、猫自身は本能のままにそうした行動をするだけで、けっして迷惑をかけたとか悪いことをしたとは考えたりしません。従ってその行動について褒められたり叱られたりしても意味をあまり理解していませんし、ごほうびやほめ言葉も実はあまり効果がないのです。

 

  • 実際の方法としては、現行犯でしている最中なら、大きな声で排泄を中断させてから、抱き上げてトイレに連れて行きます。この時に、そそうしてしまった場所にニオイが残っていると、再び同じ場所でする可能性があるので、しっかり拭き取ります。
  • 床や家具にそそうした時には、オシッコを拭き取った後で更に、住居用洗剤でニオイを完全に取り除いてください。
  • カーペットの場合は、乾いた布かティッシュで吸い取って広がるのを防いでから、水で絞ったタオルで叩くように拭きます。
  • 住居用洗剤もタオルにスプレーして押すようにして拭き、更にお湯で固く絞ったタオルで拭き取ればいいでしょう。

 

又、猫は泌尿器系の病気にかかりやすいので、行動がおかしいと思ったら、動物病院で相談してください。

 


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